糖尿病の代表的な薬はなんですか?
メトホルミンなどの飲み薬と、インスリンやGLP-1受容体作動薬などの注射薬があります。
糖尿病の治療に使われる薬には飲み薬と注射薬があり、それぞれ複数の種類があります。代表的なものとしては、飲み薬ではビグアナイド薬(メトホルミンなど)、注射薬ではインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬が広く使われています。ここでは代表的な薬の分類と選び方を解説します。
糖尿病の薬の種類
2型糖尿病の薬は、大きく「飲み薬(経口薬)」と「注射薬」に分けられます。飲み薬だけでも作用の仕組みが異なる複数の種類があり、患者さんの病態に合わせて使い分けられます(糖尿病診療ガイドライン2024)。
糖尿病の飲み薬の種類と特徴
飲み薬は、作用の仕組みによって大きく3つの系統に分類されます(糖尿病情報センター)。
- インスリンの分泌を促す薬(すい臓に「インスリンを出して」と促すタイプ):SU薬、速効型インスリン分泌促進薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬(経口薬)、イメグリミンなど
- インスリンの効きをよくする薬(出ているインスリンが体で働きやすくなるよう助けるタイプ):ビグアナイド薬(メトホルミンなど)、チアゾリジン薬
- 糖の吸収や排泄を調節する薬(食べた糖の吸収をゆるやかにしたり、余分な糖を尿に出したりするタイプ):α-グルコシダーゼ阻害薬、SGLT2阻害薬
このうちビグアナイド薬の一種であるメトホルミンは、国内外で広く使われている代表的な薬のひとつです。
糖尿病の注射薬の種類
注射薬には、インスリン製剤とGLP-1受容体作動薬があります(糖尿病情報センター)。インスリン製剤は効果の現れる速さや持続時間によって超速効型・速効型・中間型・持効型溶解型などに分かれます。GLP-1受容体作動薬は、体内のホルモンの働きを利用して血糖値を下げる注射薬で、1日1〜2回または週1回使用する製剤があります。両者を組み合わせた配合注射薬も使用されています。
糖尿病の薬はどのように選ばれる?
糖尿病の薬は、患者さんの病態や生活背景に合わせて医師が選択します。糖尿病診療ガイドライン2024では、まず病態に合った薬を選び、次に安全性への配慮、心臓や腎臓を守る効果なども考慮して総合的に判断する流れが示されています。薬の種類や効果について詳しく知りたい場合は、医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
日本糖尿病学会 編・著『糖尿病診療ガイドライン2024』南江堂, 2024.
国立健康危機管理研究機構 糖尿病情報センター『血糖値を下げる飲み薬』https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/100/020/02.html.(参照 2026-09-16).
国立健康危機管理研究機構 糖尿病情報センター『血糖値を下げる注射薬』https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/100/030/03.html.(参照 2026-09-16).
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編集・監修基準について
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はまさき医院 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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