全身性強皮症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
皮膚に対して、ステロイドやリツキシマブといった薬が使用されます。感染症に注意が必要です。
全身性強皮症の治療は免疫抑制薬により進行を抑えることを目的としたり、症状に応じた対症療法を行ったりします。
合併症の進行や重症度を軽減することが目的で、進行させず次の障害が生じる前に早期に治療を開始することが重要です。
ここでは皮膚に対する治療のみ取り上げます。発症早期で皮膚硬化が進行している場合には、ステロイドが有効と考えられています。
皮膚硬化の進行が見られない、あるいは萎縮期に入った場合は終了します。その他に、リツキシマブが皮膚硬化に対して有効性が示唆されており、保険適応となっています。
いずれも免疫抑制薬であるため、感染症に注意が必要です。
またステロイドについては、強皮症腎クリーゼという急性腎障害のリスクがあるとされており、発症に注意が必要です。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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