全身性強皮症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
その他の免疫抑制薬を選択することがあります。
治療の効果が乏しい場合には、他の免疫抑制薬を選択します。
皮膚の効果に対しては、ステロイドで効果が不十分、あるいはステロイド投与が望ましくない場合は、リツキシマブという点滴の薬が検討されます。
リツキシマブはB細胞のCD20という分子に結合する抗体製剤で、悪性リンパ腫や強皮症以外の膠原病にも広く使用される薬で、2021年から保険適用があります。
シクロホスファミド(CYC)やミコフェノール酸モフェチル(MMF)も皮膚硬化に有効とされています。
海外でのアルゴリズムにおいては高度の皮膚硬化に対してはMMFが第一選択として推奨されています。
しかしこれらは皮膚硬化に対する保険適応はなく、全身性強皮症の間質性肺疾患に対して2024年に保険適用となっています。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
Christopher P Denton et al.“Overview of the treatment and prognosis of systemic sclerosis (scleroderma) in adults”.UpToDate.https://www.uptodate.com/contents/overview-of-the-treatment-and-prognosis-of-systemic-sclerosis-scleroderma-in-adults,(参照 2025-07-14).
日本小児リウマチ学会. 全身性強皮症診療ガイドライン 2025年版. 金原出版. 2025
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