耳下腺癌は転移しやすいですか?
耳下腺癌にはさまざまな種類があり、組織型によって転移のしやすさは異なります。
耳下腺癌は、種類によって転移しやすさが異なります。耳下腺癌にはさまざまな種類があり、約20種に分類されています。
代表的なものは、以下の通りです。
- 粘表皮がん
- 腺がん
- 腺様嚢胞がん
- 多形腺腫由来がん
- 唾液腺導管がん
- 扁平上皮がん
など。
これらの種類によって、進行するスピードは異なります。
腺様嚢胞がんの場合
腺様嚢胞がんはゆっくりと進行するタイプのがんです。ただし、 神経周囲浸潤を伴った局所での再発や遠隔転移は起きやすいとされています。
粘表皮がんの場合
粘表皮がんは比較的頻度が高く、低悪性度から高悪性度まで幅広い病理像を持つため、転移のしやすさもケースによって異なります。低悪性度であればゆっくりと進行しますが、高悪性度のものは周囲組織への浸潤や転移を伴いやすく、短期間での進行がみられることもあります。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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