急性心膜炎の原因は何がありますか?
急性心膜炎の主な原因は、ウイルス感染、自己免疫疾患、がん、けがなど多岐にわたります。
急性心膜炎の主な原因は、ウイルス感染、自己免疫疾患、がん、けがなど多岐にわたります。先進国では、ウイルスによる感染が最も多いとされています。例えば、風邪の原因となるようなエンテロウイルスや、ヘルペスウイルスなどが挙げられます。
世界全体で見ると、結核菌(けっかくきん)による感染も重要な原因の一つです。特に結核がよく見られる開発途上国などの地域では、心膜炎の原因として結核が最も多いとされています。感染症以外にも、以下のような非感染性の原因があります。
免疫の異常
関節リウマチなどの自己免疫疾患や膠原病に伴って起こる場合があります。
がん
肺がんや乳がんなど、他のがんが心臓の膜に転移して炎症を起こすことがあります。
代謝の異常
腎臓の機能が悪くなった状態でも心膜炎が起こることがあります。
けがや医療処置
心臓手術や心臓カテーテル検査などの後に発症することもあります。
薬の副作用
まれに、特定の薬によって心膜炎が引き起こされることもあります。
このように、急性心膜炎の原因は多岐にわたるため、それぞれの患者さんの状況に合わせて、適切な検査を行い、診断を進めます。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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