横行結腸癌の肉眼分類について教えてください。
大腸癌の肉眼分類は0~5型に分類されます。
横行結腸癌を含む大腸癌の肉眼分類は以下の0~5型に分類されます。
- 0型:表在型
- 1型:隆起腫瘤型
- 2型:潰瘍限局型
- 3型:潰瘍浸潤型
- 4型:びまん浸潤型
- 5型:分類不能
0型は早期の大腸がんで、まだ病変が粘膜の表面に薄く存在している段階です。
早期の大腸がんであれば内視鏡的な治療ができる可能性があります。
1型は塊のようになっている腫瘤型で、大腸がんではそれほど多くありません。
2型は潰瘍のため中央が凹んだ隆起のようになっており、横行結腸癌を含む大腸癌で最もよく見られます。
3型は2型と比べて周囲との境界がはっきりしなくなり、周りの正常な組織にしみ込むように浸潤していることが示唆されます。
4型になるとさらに周囲との境界が不明瞭になります。
肉眼分類は大腸がんを評価する際の情報の一つで、治療法はこのほかにも病変の範囲、遠隔転移の有無、患者さん自身の持病、年齢など、様々な情報を考慮し、総合的に決定します。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
横行結腸癌
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ