横行結腸癌に蠕動痛(ぜんどうつう)は起こりますか?
はい、横行結腸癌で蠕動痛は起こりえます。
はい、横行結腸癌で蠕動痛は起こりえます。横行結腸癌は大腸の病気であり、進行すると便の通り道を塞ぎ、下痢や便秘の症状を引き起こします。
腸は内容物を先に送り出すために蠕動運動をしており、この運動自体は正常な腸の働きです。
腸の蠕動運動に合わせて差し込むような腹痛が起こることを蠕動痛といい、蠕動運動に合わせ痛みが急に出現したり、止まったりすることを繰り返します。
進行した横行結腸癌では病変の部分で腸が狭くなっているため、蠕動運動で腸の内容物が移動するときに、狭くなっている部分で内容物が渋滞します。
その結果、病変の手前側の腸が張って痛みが起こります。完全に腸が詰まってしまうと便が出なくなり、激しい嘔吐を繰り返します。
横行結腸癌の患者さんではこのように、蠕動痛が生じる可能性があります。
繰り返す嘔吐や腹痛、便が出ないといった症状がある場合には、腸閉塞の可能性があるため、早急に病院を受診しましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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