横行結腸癌のステージ(重症度分類)を教えてください。
横行結腸癌のステージは0~IVに分類されます。
ステージ(病期分類)とは、がんの広がり具合を分類したもので、一般的に数字が大きくなるほど進行していることを指します。
横行結腸癌のステージは大腸癌のステージ分類に準じ、0~IVの5段階に分類されます。
ステージ0は早期のがんであり、病変が大腸粘膜の表面にとどまっている状態です。
このステージでは内視鏡的な治療で病気を取り切ることができる可能性があります。
ステージIではがんが大腸の筋層に留まっており、ステージIIでは筋層より深くに浸潤しています。
リンパ節転移があればステージIII、遠隔転移(肝転移、肺転移、腹膜播種など)があればステージIVとなります。
治療法はステージ分類のみでは決まらず、がんの深さ、転移の場所や個数、腸閉塞の有無など病変の状況のほか、患者さん自身の持病や年齢なども考慮し、総合的に決定します。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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