廃用症候群には初期症状はありますか?
活動量低下後、比較的早期に筋力低下や倦怠感、意欲低下が見られることがあります。
廃用症候群は、活動量の低下が始まって比較的早期から、いくつかの初期症状が現れることがあります。具体的には、安静臥床が数日から数週間続くと、まず「筋力の低下」を自覚しやすくなります。例えば、以前よりも立ち上がりがつらい、歩くのが億劫になる、といった変化です。
同時に、全身の「倦怠感」や「疲れやすさ」を感じるようになり、少しの活動でも疲労感が強くなることがあります。精神面では、「意欲の低下」や「気分の落ち込み」、集中力の低下といった症状が見られることもあります。これらの初期の変化は、廃用症候群が進行しているサインであるため、見逃さずに早期に気づき、適切な対応を開始することが、症状の悪化を防ぎ、回復を早める上で極めて重要となります。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
Everson A Nunes et al.“Disuse-induced skeletal muscle atrophy in disease and nondisease states in humans: mechanisms, prevention, and recovery strategies”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35476500/,(参照 2025-08-22).
Edinson Fabian Ardila-Suárez et al.“Content validation of the nursing diagnosis "Adult Disuse Syndrome": A quantitative study”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39760218/,(参照 2025-08-22).
W M Bortz 2nd.“The disuse syndrome”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6516349/,(参照 2025-08-22).
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