廃用症候群の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
可能な範囲での活動維持、バランスの取れた食事、早期離床などが重要です。
廃用症候群の予防や改善のためには、日常生活での心がけが非常に重要です。まず最も大切なのは、「可能な範囲で身体活動を維持する」ことです。病状が許す限り、ベッド上での簡単な運動や、座位で過ごす時間を増やすなど、少しでも体を動かすことを意識しましょう。
次に、「バランスの取れた食事」を心がけることです。特に、筋肉の材料となるタンパク質、骨の健康に必要なカルシウムやビタミンDを積極的に摂取し、栄養状態を良好に保つことが重要です。そして、可能であれば「離床」を心がけ、ベッドから離れて過ごす時間を増やすことで、重力による負荷を体にかけ、機能低下を防ぐことができます。これらの心がけは、廃用症候群の進行を遅らせ、回復を促す上で非常に効果的です。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
Everson A Nunes et al.“Disuse-induced skeletal muscle atrophy in disease and nondisease states in humans: mechanisms, prevention, and recovery strategies”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35476500/,(参照 2025-08-22).
Edinson Fabian Ardila-Suárez et al.“Content validation of the nursing diagnosis "Adult Disuse Syndrome": A quantitative study”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39760218/,(参照 2025-08-22).
W M Bortz 2nd.“The disuse syndrome”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6516349/,(参照 2025-08-22).
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