心因性頻尿はどんな薬で治療する?治らないことはある?何科に行く?
心因性頻尿について、特に知りたいことは何ですか?
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心因性頻尿が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
心因性頻尿が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは、他の病気を除外するために泌尿器科を受診しましょう。
心因性頻尿が疑われる場合、まずは泌尿器科を受診することをおすすめします。
泌尿器科では、尿検査や超音波検査などで膀胱炎や糖尿病など他の病気がないかを確認できます。心因性頻尿と診断されれば、多くの場合は泌尿器科で治療を受けられます。子どもの心因性頻尿は珍しい病気ではなく、小児科でも対応可能です。
大人で不安やうつの症状が強い場合、または泌尿器科の治療で改善しない場合は、心療内科や精神科の受診を検討してください。心因性頻尿は心と体の両方が関係する病気なので、必要に応じて複数の診療科が連携して治療にあたることもあります。
(参考文献)
Bergmann M et al. Childhood extraordinary daytime urinary frequency--a case series and a systematic literature review. Pediatr Nephrol. 2009, 24, 789-795.
Sakakibara R, et al.. Depression, Anxiety and the Bladder.. Low Urin Tract Symptoms. 2013, 5, 109-120.
日本排尿機能学会.“過活動膀胱診療ガイドライン 第3版”.日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会.https://japanese-continence-society.or.jp/_cms/wp-content/uploads/2025/01/Guidelines_for_the_Treatment_of_Overactive_Bladder_3rd.pdf,(参照 2026-01-21).
心因性頻尿は治りますか?
心因性頻尿は治りますか?
治ることが多い病気です。特に子どもは自然に治りやすく、大人も適切な治療で多くが改善します。
心因性頻尿は治ることが多い病気です。ご安心ください。
子どもの場合
ほぼ全員が自然に治ります。研究によると、症状の持続期間は平均6ヶ月程度で、長くても1〜2年以内に改善します。特別な治療をしなくても、「心配ない」と安心させ、トイレのことを気にしすぎないようにするだけで治ることがほとんどです。膀胱に後遺症が残ることもありません。
大人の場合
適切な治療を受ければ、多くの人が改善します。ただし、子どものように自然に治ることは少なく、膀胱訓練(排尿間隔を意識的に延ばす練習)やその他の認知行動療法、必要に応じた薬物療法などの積極的な治療が必要です。
膀胱訓練は、専門家の指導のもとで行うことが大切です。不安やうつなどの心理的な問題が背景にある場合は、それらの治療も並行して行うことで改善が期待できます。
治療に時間がかかる場合もありますが、「治らない病気」ではありません。あきらめずに治療を続けることで、症状が長引く場合でも、生活の工夫や適切なサポートを受けながら、日常生活を送ることは十分可能です。
(参考文献)
Bergmann M et al. Childhood extraordinary daytime urinary frequency--a case series and a systematic literature review. Pediatr Nephrol. 2009, 24, 789-795.
Sakakibara R, et al.. Depression, Anxiety and the Bladder.. Low Urin Tract Symptoms. 2013, 5, 109-120.
Koff SA, Byard MA. The daytime urinary frequency syndrome of childhood. J Urol. 1988, 140, 1280-1281.
心因性頻尿は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
心因性頻尿は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
多くの子どもは薬不要で、大人では抗不安薬や抗うつ薬を使用します。副作用に眠気やふらつきがあります。
大人の心因性頻尿で薬が使われる場合、主に以下の薬が選択されます。
抗不安薬
不安を和らげる効果があります。副作用として眠気、ふらつき、依存性(長期使用の場合)などがあります。
抗うつ薬(SSRI、SNRIなど)
不安やうつ症状を改善します。副作用として吐き気、眠気、性機能障害などがあり、効果が出るまで2〜4週間かかることがあります。
漢方薬
日本では牛車腎気丸や八味地黄丸などが使われることがあります。比較的副作用は少ないですが、胃腸症状が出ることがあります。
子どもの心因性頻尿では、薬による直接的な治療は通常行いません。安心させることと生活指導が基本です。
子どもの場合は、便秘を伴うことも多く、便秘による刺激が原因な場合は、便秘の改善のために緩下剤(便を柔らかくする薬)を使用することで改善することもあります。
(参考文献)
Sakakibara R, et al.. Depression, Anxiety and the Bladder.. Low Urin Tract Symptoms. 2013, 5, 109-120.
Koff SA, Byard MA. The daytime urinary frequency syndrome of childhood. J Urol. 1988, 140, 1280-1281.
日本排尿機能学会.“過活動膀胱診療ガイドライン 第3版”.日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会.https://japanese-continence-society.or.jp/_cms/wp-content/uploads/2025/01/Guidelines_for_the_Treatment_of_Overactive_Bladder_3rd.pdf,(参照 2026-01-21).
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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