心因性頻尿を気にしない方法は?大人はどう治す?セルフチェックはできる?
心因性頻尿について、特に知りたいことは何ですか?
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心因性頻尿を気にしない方法を教えてください。
心因性頻尿を気にしない方法を教えてください。
尿意があっても大丈夫と知り、集中できる活動を持つとよいと言われます。
心因性頻尿を気にしないためには、尿意は膀胱が敏感になっているだけだと理解し、気を紛らわせることが大切です。
「尿意があっても大丈夫」と知る
基本的に尿意には2段階あり、最初に 尿意を感じても、膀胱はまだ十分な余裕があることが多いです。そのため、心因性頻尿ではトイレに行きたい気持ちが強くなっているだけで、実際には我慢しても問題ないことが多いです。
夢中になれる活動を見つける
何かに集中しているときは頻尿が軽くなるのがこの病気の特徴です。趣味、仕事、運動など夢中になれる活動を持つことで、トイレのことを忘れる時間が増えます。
このような方法がよいこともあります。
考え方を変える練習をする
「トイレに行けないと困る」という考えが浮かんだら、「前も大丈夫だった」「少し我慢しても問題ない」と言い換える練習をします。
トイレの場所を確認しすぎない
外出先でトイレの場所を何度も確認する行動は、かえって不安を強める場合もあります。
完璧を求めない
症状がよい日と悪い日があるのは自然なことです。悪い日があっても落ち込まず、長い目で見て改善していることに目を向けましょう。
(参考文献)
Bergmann M et al. Childhood extraordinary daytime urinary frequency--a case series and a systematic literature review. Pediatr Nephrol. 2009, 24, 789-795.
Sakakibara R, et al.. Depression, Anxiety and the Bladder.. Low Urin Tract Symptoms. 2013, 5, 109-120.
Koff SA, Byard MA. The daytime urinary frequency syndrome of childhood. J Urol. 1988, 140, 1280-1281.
心因性頻尿のセルフチェックはできますか?
心因性頻尿のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
以下の項目に当てはまるかどうかで、心因性頻尿の可能性をセルフチェックできます。
当てはまると心因性頻尿の可能性が高い項目
- 日中のトイレの回数が8回以上ある
- 夜、眠ってからはトイレに起きない
- 何かに集中しているとトイレのことを忘れている
- 朝一番の排尿量は普通だが、日中は少量ずつ何度も出る
- 排尿時の痛みや発熱はない
心因性頻尿ではない可能性を示す項目
- 夜間もトイレに何度も起きる
- 排尿時に痛みがある
- 尿の色がおかしい、血が混じる
- 異常に喉が渇く、水分を大量に取る(糖尿病などの可能性)
- 尿が間に合わず漏れることがある
排尿日誌(いつ、どのくらいの量を排尿したかの記録)をつけると、より正確に状態を把握できます。ただし、自己判断だけでなく、必ず医師の診察を受けて他の病気がないことを確認してください。排尿日誌の作成方法は「排尿日誌は夜間頻尿の治療にどのような目的で使われますか?」のページをご参照ください。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、心因性頻尿かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
(参考文献)
Bergmann M et al. Childhood extraordinary daytime urinary frequency--a case series and a systematic literature review. Pediatr Nephrol. 2009, 24, 789-795.
日本排尿機能学会.“過活動膀胱診療ガイドライン 第3版”.日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会.https://japanese-continence-society.or.jp/_cms/wp-content/uploads/2025/01/Guidelines_for_the_Treatment_of_Overactive_Bladder_3rd.pdf,(参照 2026-01-21).
大人の心因性頻尿の治し方はありますか?
大人の心因性頻尿の治し方はありますか?
膀胱訓練で排尿間隔を延ばし、認知行動療法で不安に対処、必要なら薬物療法も行います。
成人の心因性頻尿に対する治療研究は限られていますが、過活動膀胱や不安障害の治療を参考に、以下の方法が用いられています。
膀胱訓練
排尿間隔を段階的に延ばす方法です。最初は尿意を感じてから5分我慢することから始め、徐々に15分、30分と延ばしていきます。数週間から数ヶ月かけて行います。定期的に泌尿器科で経過を見てもらいながら行うとより効果的です。
考え方や行動のクセを見直すカウンセリングなど(認知行動療法)
「トイレのことが心配」という考えや行動のパターンを専門家と一緒に見直します。数回の面談で効果が出ることもあります。
薬物療法
不安やうつが強い場合は、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることがあります。
リラクゼーション法
深呼吸、筋肉をリラックスさせる方法、今この瞬間に集中する方法などでストレスを軽減します。
生活習慣の改善
カフェインを控え、適度な水分摂取、規則正しい生活を意識することや、便秘の解消などが基本となります。
多くの場合、これらを組み合わせて治療を行います。改善には時間がかかることもありますが、適切な治療で多くの人がよくなります。
(参考文献)
Sakakibara R, et al.. Depression, Anxiety and the Bladder.. Low Urin Tract Symptoms. 2013, 5, 109-120.
Burgio KL et al.. Behavioral vs drug treatment for urge urinary incontinence in older women: a randomized controlled trial. JAMA. 1998, 280, 1995-2000.
日本排尿機能学会.“過活動膀胱診療ガイドライン 第3版”.日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会.https://japanese-continence-society.or.jp/_cms/wp-content/uploads/2025/01/Guidelines_for_the_Treatment_of_Overactive_Bladder_3rd.pdf,(参照 2026-01-21).
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編集・監修基準について
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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