苺状血管腫の場合、主にどのような治療をしますか?
飲み薬(プロプラノロール)が中心ですが、レーザー、ステロイド、手術、経過観察などを使い分けます。
【治療の基本】
以前は自然に消えるのを待つ経過観察が主でしたが、現在はきれいに治すため、積極的に治療する傾向にあります。特に、命や機能(視力や呼吸など)に関わる場合や、跡が残りそうな場合は早期に治療を開始します。
【主な治療法】
- 飲み薬(プロプラノロール):現在、最も標準的な治療法です。「ヘマンジオル」というシロップ薬で、血管を収縮させて腫瘍を小さくします。
- レーザー治療:色素レーザーを使い、表面の赤みを薄くします。飲み薬と併用することもあります。
- 手術:薬が効きにくい場合や、治った後に皮膚のたるみや瘢痕(はんこん)が残った場合には、切除手術を検討します。
- 塗り薬:小さく浅いものには、β遮断薬を塗ることがあります。(*日本では保険適応外)
- その他:ステロイド薬の使用や、患部を圧迫する治療などもあります。
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(参考文献)
日本形成外科学会.“血管腫・血管奇形(赤あざ)”..https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/hifu/kekkanshu.html,(参照 2025-12-15).
.“血管腫・脈管奇形・血管奇形・リンパ管奇形・リンパ管腫症 診療ガイドライン 2022 ”..https://issvaa.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/80d9663d18f8cc93de83f4971e260d1c.pdf,(参照 2025-12-15).
.“アザとホクロ”.皮膚科Q&A.https://qa.dermatol.or.jp/qa21/q15.html,(参照 2025-12-15).
神人 正寿.“乳児血管腫のプロプラノロール治療のタイミング”.Jstage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jslsm/43/4/43_jslsm-43_0011/_pdf/-char/ja,(参照 2025-12-15).
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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