苺状血管腫の場合、日常生活で気を付けることはありますか？

【患部の観察とケア】

苺状血管腫（乳児血管腫）は、生後数ヶ月の間に急激に大きくなることがあります。
特に目、鼻、口、耳の周りや首、おむつが当たる場所にできた場合は、こすれて表面がただれたり（潰瘍）、出血や細菌感染を起こしやすいため注意が必要です。爪を短く切って引っ掻き傷を防ぎ、患部を清潔に保ちましょう。もし出血した場合は、清潔なガーゼで圧迫して止血します。

【飲み薬（ヘマンジオル）治療中の注意】

プロプラノロールという飲み薬で治療している場合は、副作用の「低血糖」や「気管支の症状」に気を付ける必要があります。

低血糖の予防

空腹時に薬を飲むと血糖値が下がりすぎることがあります。必ず「授乳・食事の直後」や「最中」に飲ませてください。長時間食事がとれない時や、嘔吐・下痢などでミルクやご飯が食べられない時は、薬を飲ませずに医師へ相談してください。

呼吸器症状

ゼーゼーする咳（喘鳴）がある時は、薬の影響で症状が悪化する恐れがあるため、服用を控えて早めに受診しましょう。