苺状血管腫は何人に1人の割合で発症しますか?

日本人では0.8~1.7%、白人では2~12%と報告されています。

【発生頻度と人種差】

苺状血管腫(乳児血管腫)は、乳児期に最も多く見られる良性の腫瘍の一つです。その発生率は人種によって異なり、白人では2~12%と高い頻度で見られますが、日本人では0.8~1.7%と報告されています。

【なりやすい傾向】

性別や生まれた時の状況により、発症しやすさに違いがあることが知られています。

  • 性別:男の子よりも女の子に多く発症します。
  • 出生状況:早産児(予定日より早く生まれた赤ちゃん)や、低出生体重児(体重が軽く生まれた赤ちゃん)に発生しやすい傾向があります。

【遺伝について】

この病気の多くは、家族歴に関係なく、たまたま発生する「孤発例」です。家族内での発症は極めて稀ですが、親や兄弟にこの病気の人がいる場合、発症率が少し高くなるという報告もあります。

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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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