苺状血管腫は何人に1人の割合で発症しますか?
日本人では0.8~1.7%、白人では2~12%と報告されています。
【発生頻度と人種差】
苺状血管腫(乳児血管腫)は、乳児期に最も多く見られる良性の腫瘍の一つです。その発生率は人種によって異なり、白人では2~12%と高い頻度で見られますが、日本人では0.8~1.7%と報告されています。
【なりやすい傾向】
性別や生まれた時の状況により、発症しやすさに違いがあることが知られています。
- 性別:男の子よりも女の子に多く発症します。
- 出生状況:早産児(予定日より早く生まれた赤ちゃん)や、低出生体重児(体重が軽く生まれた赤ちゃん)に発生しやすい傾向があります。
【遺伝について】
この病気の多くは、家族歴に関係なく、たまたま発生する「孤発例」です。家族内での発症は極めて稀ですが、親や兄弟にこの病気の人がいる場合、発症率が少し高くなるという報告もあります。
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(参考文献)
日本形成外科学会.“血管腫・血管奇形(赤あざ)”..https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/hifu/kekkanshu.html,(参照 2025-12-15).
.“血管腫・脈管奇形・血管奇形・リンパ管奇形・リンパ管腫症 診療ガイドライン 2022 ”..https://issvaa.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/80d9663d18f8cc93de83f4971e260d1c.pdf,(参照 2025-12-15).
.“アザとホクロ”.皮膚科Q&A.https://qa.dermatol.or.jp/qa21/q15.html,(参照 2025-12-15).
神人 正寿.“乳児血管腫のプロプラノロール治療のタイミング”.Jstage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jslsm/43/4/43_jslsm-43_0011/_pdf/-char/ja,(参照 2025-12-15).
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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