男性不妊の場合、主にどのような治療をしますか?
原因別に精索静脈瘤の手術や、EDの治療薬、ホルモン療法、改善がない場合は生殖補助医療があります。
男性不妊の治療は、原因に合わせて薬物療法、手術、生殖補助医療などを行います。
原因別の主な治療法
①精索静脈瘤(精巣の血管が拡張した状態)
- 手術療法(顕微鏡を用いた手術や腹腔鏡手術で血管を縛る手術):精索静脈瘤は基本的に手術で治療し、精液の状態が改善する可能性があります。
②性機能障害(EDなど)
- ED:血管を広げる薬(PDE5阻害薬)
- 射精障害:原因に応じた薬物療法
③ホルモンの異常
- ホルモンを補充する治療:必要な場合に、精子の形成に必要なホルモンのバランスを調整する方法です。
④原因不明の造精機能障害
- ビタミン剤(E、C、B12)
- 漢方薬(補中益気湯、八味地黄丸など)
①~④の治療による改善が乏しい場合は、生殖補助医療として、以下のような治療が検討されます。
- 人工授精:パートナーの精子を直接子宮内へ注入して妊娠を目指す治療法
- 体外受精:卵子を体外に取り出して、試験管内で精子と受精させたあとに、受精卵を子宮に戻して妊娠を目指す治療法
- 精巣精子採取術(TESE)+顕微授精(ICSI):精巣から精子を取り出して、顕微鏡下で1個の精子を直接卵子の中に注入して受精させ、できた受精卵を子宮に戻して妊娠を目指す治療法


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最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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