男性不妊になりやすい人の特徴を教えてください。
年齢が高い方や、精索静脈瘤や肥満、性感染症歴、停留精巣や精巣捻転の経験がある方などが挙げられます。
男性不妊になりやすい人には、以下のようないくつかのリスク因子があります。
年齢が高い方
一部の報告では35歳以上から、精液所見に変化が出始めるといわれています。ただし、その他のリスクにより変化するため、年齢だけでは明確に低下するわけではないという報告もあります。
精索静脈瘤
精巣の静脈にこぶができて、陰嚢(いんのう)の違和感や重だるさ、痛みが生じることがあります。男性不妊症の原因の約30%ですが、治療可能な病気です。
生活習慣
肥満や生活習慣病、メタボリックシンドロームなどがあると、不妊症になりやすくなることが知られています。
性感染症の経験
クラミジアへの感染などは、精子の通り道の障害のリスクになります。
停留精巣や精巣捻転の経験
精子を作る機能の障害のリスクが増加します。
染色体異常
クラインフェルター症候群や、Y染色体微小欠失など、遺伝子の異常が原因で精子が作られにくくなることがあります。
がん治療の経験
化学療法や放射線療法によって、精子が作られにくくなることがあります。
手術の経験
鼠径ヘルニア手術時に、精管が損傷することがあります。
他の疾患
- 糖尿病や脊髄損傷:神経の働きに異常が生じるので、勃起不全/勃起障害(ED)や射精障害のリスクがあります。
- 骨盤内や後腹膜の手術経験も同様に、勃起や射精機能に問題が生じる可能性があります。
これらのリスク因子がある方は、妊娠を希望する際に、早めに検査を受けることが大切です。


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最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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