気分変調症(持続性抑うつ障害)の人にはどのように接したらよいですか?
無理に励まさず、本人のつらさを受け止め、話を聞く姿勢が大切です。ただ寄り添うことが何よりの支えになります。
気分変調症(持続性抑うつ症)の人に接する際、最も大切なのは、本人のつらい気持ちを否定せずに受け止め、「大変だね」と寄り添う姿勢を見せることです。
症状が軽そうに見えても、本人は長い間苦しんでいることが多いでしょう。無理に「頑張れ」と励ましたり、安易にアドバイスしたりすることは、かえって本人を追い詰めてしまうことがあります。まずは、ただ静かにそばにいて話を聞いてあげるだけで、本人は「ひとりじゃない」と安心できます。もし可能であれば、専門の医療機関への受診を優しくすすめたり、病院へ付き添ってあげたりすることも、大きな支えとなるでしょう。
職場の同僚や部下が元気がなく、うつっぽい状態が続いている場合は、産業医面談をすすめてもよいでしょう。


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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). AM PSYCHIATRIC ASSOCIATION PUB. 2022
Brunello, N et al. Dysthymia: clinical picture, extent of overlap with chronic fatigue syndrome, neuropharmacological considerations, and new therapeutic vistas. Journal of affective disorders. 1999, 52, 275-90.
Bellino, S et al. Clinical features of dysthymia and age: a clinical investigation. Psychiatry research. 2001, 103, 219-28.
Schramm, Elisabeth et al. Review of dysthymia and persistent depressive disorder: history, correlates, and clinical implications. The lancet. Psychiatry. 2020, 7, 801-812.
Griffiths, J et al. Dysthymia: a review of pharmacological and behavioral factors. Molecular psychiatry. 2000, 5, 242-61.
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