機能性ディスペプシアの診断基準を教えてください。
国際診断基準(RomeIV)に基づいて診断します。
機能性ディスペプシアは、国際診断基準(RomeIV)に基づいて診断されます。具体的には、以下のような4つの症状のうち、1つ以上が該当する事が条件です。
- (1)食後のもたれ感、膨満感、胃の重苦しさ
- (2)少量の食事で満腹になってしまう、早期膨満感
- (3)心窩部(みぞおち)の痛み
- (4)心窩部の灼熱感(焼けるような感じ)
これらの症状が6ヶ月以上前から出現し、直近の3ヶ月にわたり持続、または繰り返し現れている必要があります。このような症状があり、かつ胃カメラや血液検査などで症状を説明するような他の病気がない場合に、機能性ディスペプシアと診断されます。
ただし、上記のような基準はあくまでひとつの目安です。厳密にこの基準に当てはまらなくても、機能性ディスペプシアと思われる患者さんは多くいるため、実際には個々の患者さんの症状をみて診断を行います。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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