双極性障害I型のうつ状態の期間はどのくらいですか?
治療の状況にもよりますが、うつ状態の期間が躁状態の期間よりも長いという報告があります。
双極症I型患者さんの経過は、症状がない寛解期が約半分を占めます。しかし、症状がある期間の内訳を見ると、うつ状態が最も長く、躁状態と比較して約3倍以上も長期間に及びます。つまり、双極症I型では、気分の波がない安定した時期がある一方で、うつ状態に苦しむ期間が相対的に長い傾向にあると言えます。
このように、双極症I型におけるうつ状態は、患者さんの生活に大きな影響を与える可能性があります。もし、気分の落ち込みや意欲の低下が続くなど、気になる症状がある場合には、ためらわずに医療機関を受診し、医師に相談することが大切です。適切な治療と継続的なケアによって、症状のコントロールを目指しましょう。
双極性障害1型について、特に知りたいことは何ですか?
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精神科・心療内科
日下 慶子 監修
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