膀胱炎が治りかけの時に特徴的な症状はありますか?
治りかけの時に特徴的な症状はありません。
治りかけの時だけにみられる特徴的な症状はありませんが、膀胱炎が治りかけの兆候としては、膀胱炎に特徴的な症状(排尿に関連する痛み・灼熱感、頻尿や尿意切迫感、残尿感、尿の濁りや悪臭、血尿など)の軽減がみられます。
細菌性の膀胱炎の場合には、適切な抗菌薬を用いて治療を開始すると、通常36時間以内にこれらの症状の改善が期待されます。
しかし、症状が改善しても、処方された抗菌薬は医師の指示通り最後まで服用することが極めて重要です。途中で服用を中止すると、感染が再燃したり、抗菌薬に耐性のある菌(薬剤耐性菌)が出現して、その後に他の病気に対しても使用できる抗菌薬がなくなってしまう可能性があります。
症状が改善しない場合や、逆に発熱や、暖かくしても寒気を感じる(悪寒)、背中や脇腹の痛み、吐き気、嘔吐など、他の症状が出た場合は、むしろ悪化していて、腎盂腎炎や敗血症への進行している可能性があるため、速やかにもともと受診していた病院か、受診できる医療機関に受診してください。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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