膀胱炎の診断基準を教えてください。
症状ととも膿尿や細菌尿があることが基本的な診断基準です。
年齢や性別、閉経したか、妊娠しているか、放射線や化学療法の治療後か、他の病気があるかなどによって、膀胱炎の細かい分類は異なりますが、膀胱炎の基本的な診断基準は、以下の2つを満たすことです。
重症な場合や頻回に膀胱炎様の症状を繰り返す場合など、必要に合わせて治療効果を改善するために尿の培養検査を行うことがあります。
また、上記の診断基準を満たしても、膀胱炎では基本的に発熱しないため、発熱がある場合は、腎盂腎炎や前立腺炎、その他の下腹部の感染症など、他の病気もあることを考えます。
そのように膀胱炎と同じ症状でも、膀胱炎以外の病気が隠れていることはあるので、他の病気がないことを確認するための検査は必要です。
妊娠や閉経をしていない女性の膀胱炎を単純性膀胱炎と言い、それ以外を複雑性膀胱炎と言います。症状は同じですが、原因の菌や治療方法が若干異なります。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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