膀胱炎で頭痛がすることはありますか?
いいえ、基本的にはありません。
細菌による膀胱炎の症状は、通常、排尿時痛、排尿回数の増加(頻尿)、尿意切迫感、恥骨上部の違和感や痛み、血尿などの泌尿器症状を示すことが多く、頭痛をきたすことはほとんどないです。
放射線性膀胱炎や出血性膀胱炎でも、同様に膀胱炎が原因で頭痛をきたすことはほとんどありません。
ただし、間質性膀胱炎/膀胱痛症候群の方の中には、片頭痛や過敏性腸症候群、広範囲の疼みを訴える方が多く、尿を溜めた時の下腹部の痛み、頻尿以外にめまいや胸痛、関節痛、腹部痙攣、吐き気、心拍数増加、頭痛などの症状を訴える方がいることが確認されています。
そのため、基本的には膀胱炎で頭痛がすることはありませんが、まれに間質性膀胱炎/膀胱痛症候群の方で、頭痛を伴う方がいる可能性はあります。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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