「水腎症」とはどのような病気ですか?
水腎症とは、腎臓の中の腎盂や腎杯に尿がたまりすぎて、それらが膨らんだ状態のことです。
腎臓は血液を濾過して尿をつくり、尿は腎杯(じんぱい)、腎盂(じんう)、尿管を通って膀胱に送られます。
そのため、なんらかの原因でこの尿の通り道のどこかに狭窄や閉塞が起こると、流れの悪い場所から上流の尿路が尿で満たされて、パンパンに膨らみます。特に腎盂や腎杯が膨らんでいる状態を水腎症といいます。
軽度であれば問題ないことが多いですが、尿が停滞するとそこで細菌が繁殖して、尿路感染症になりやすいことや、尿管結石ができること、腎機能が悪くなることなどの悪影響をきたす可能性があります。
腎臓は左右2つあるので、基本的には片側だけで起こることが多いですが、先天的に膀胱から尿管に逆流しやすい場合や、両方の尿管に影響を及ぼす病気などでは、両側に起こる場合もあり、原因によって治療方針が異なります。
原因には、先天的な原因や後天的な原因などもあるため、 子どもから大人、高齢者まで幅広い年齢層でみられます。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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