家族性高コレステロール血症は難病ですか?
親から受け継ぐ遺伝子の両方に変異がみられるホモ接合体は指定難病の対象となっています。
一般的な家族性高コレステロール血症(ヘテロ接合体)は、現時点で指定難病ではございません。
一方で、家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)は、指定難病に認定されています。ホモ接合体のほうが、遺伝的にコレステロール値が著しく高くなり、若いころから動脈硬化が進みやすくなります。
そのため、治療せずに放置すると、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった、命に関わる病気を早い年齢で引き起こす可能性があります。重篤な合併症を防ぐためには、早期発見と継続的な治療が非常に重要となる病気と言えます。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
斯波真理子ほか.“成人家族性高コレステロール血症診療ガイドライン 2022”.日本動脈硬化学会.https://www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/publications/pdf/JAS_FH_GL2022.pdf,(参照 2025-06-09).
日本動脈硬化学会.“動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版 第4章 家族性高コレステロール血症”.日本動脈硬化学会.https://www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/publications/pdf/GL2022_s/04.pdf,(参照 2025-06-09).
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