アルコール性肝障害が疑われる肝機能障害の数値の見方を教えてください。
アルコール性肝障害では、血液検査でAST、ALTが上昇します。
アルコール性肝障害では、血液検査でAST、ALTが上昇します。AST、ALTは肝臓の細胞が壊れると上昇する血液検査の項目です。
アルコール性肝障害では飲酒によって肝臓に負担がかかり、AST、ALTが上昇します。
特にアルコール性肝障害の時にはASTがALTより高くなりがちであると言われています。
AST,ALTが100IU/L程度の上昇であれば通常全く症状はありませんが、長年この状態を放置すると肝臓の細胞が壊れ切ってしまい、肝硬変へと進行します。
肝硬変になってしまうとお酒をやめても元に戻ることはなく、腹水や肝性脳症など肝硬変にともなう症状が出現します。
その他に、γ-GTPも飲酒によって上昇することが知られています。
これは胆汁の流れが悪くなると上昇する血液検査の項目ですが、飲酒でも上がることが分かっています。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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