骨髄線維症の場合、主にどのような治療をしますか?
細胞を減らすための薬物療法や造血細胞移植などの治療を、病状や年齢に応じて行います。
骨髄線維症の治療方法はいくつかあり、患者さんの状態に合わせて選ばれます。
主に使われるのは、特定の遺伝子をブロックする薬(JAK2阻害薬)やハイドロキシウレア※という薬剤で、症状を和らげたり、病気の進行を遅らせたりします。
また、年齢や病状によって、健康な骨髄細胞を提供してもらう移植治療が行われることもあります。これには、適切な提供者(ドナー)を見つけることや、移植前の準備が重要になります。
症状がない場合には、無治療で経過をみていくこともあります。
※現時点(2024年5月)では、ハイドロキシウレアには骨髄線維症に対する効能・効果は承認されていません。ただし、「骨髄線維症診療の参照ガイド第6版」p.32-35において無症候性の低リスク・中間-1リスク群などへの治療選択肢として記載されています。
公開日:
最終更新日:
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
(参考文献)
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