肥厚性瘢痕の圧迫療法とは?放置するとどうなる?病院に行く目安は?
肥厚性瘢痕について、特に知りたいことは何ですか?
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肥厚性瘢痕を放置するとどうなりますか?
肥厚性瘢痕を放置するとどうなりますか?
肥厚性瘢痕は自然に平坦化することもありますが、痛みやかゆみが続く場合があり、長期的な経過観察と早期治療が推奨されます。
肥厚性瘢痕は、傷が閉じたあと、局所の炎症が遅れて数週間から数ヶ月で現れることがあります。症状が現れてから通常3~6ヶ月間は大きくなり、その後約2年かけて徐々に平坦な「成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)」へと変化していく傾向があります。
しかし、この瘢痕を放置すると、以下のような症状が続くことがあります。
- 痛みや強いかゆみ
- 傷跡の肥厚
これらの症状は、瘢痕組織に多くの炎症細胞が存在し、慢性的な炎症が続いている状態を示します。また、瘢痕の大きさやできる場所によっては、見た目の問題だけでなく、関節の動きが制限されるなどの機能的な支障をきたすことがあります。これにより、患者さんの日常生活の質(QOL)が低下する可能性もあります。
そのため、肥厚性瘢痕に対しては、早期に専門医の診察を受け、治療介入することが望ましいとされています。早期に治療を始めることで、よりよい治療効果が期待できるからです。治療を行わない場合でも、症状の経過を注意深く見守ることが大切です。
(参考文献)
肥厚性瘢痕が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
肥厚性瘢痕が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
傷跡が赤く盛り上がり、かゆみや痛みが出始めたら早期の受診が推奨されます。
肥厚性瘢痕は、けがや手術の傷が治る過程で、炎症が長引くことによって数週間から数年かけて盛り上がり、赤みやかゆみ、痛みを伴う傷跡です。このような症状は日常生活に影響を与えることがあるため、適切なタイミングでの受診が大切です。
具体的には、以下のような状況を目安に、受診を検討するとよいでしょう。
- 症状の変化: 傷跡が赤くなったり、硬くなったり、盛り上がってきたと感じる場合
- 不快な症状: 傷跡にかゆみや痛みを感じるようになった場合
- 傷跡ができた時期: 傷が治ったあと、数週間から数ヶ月、場合によっては1~2年経ってからでも盛り上がる場合
形成外科では、肥厚性瘢痕の診断と治療を専門としており、これらの症状に対してステロイド療法、シリコンシート、圧迫療法、内服薬、レーザー治療、手術など、さまざまな方法で対応します。肥厚性瘢痕は、早期に治療を始めることが推奨されているため、気になる症状があれば、できるだけ早く形成外科を受診することをおすすめします。
(参考文献)
肥厚性瘢痕の圧迫療法とはなんですか?
肥厚性瘢痕の圧迫療法とはなんですか?
肥厚性瘢痕に圧力をかけて厚みや赤みを軽減する治療法です。
圧迫療法は、肥厚性瘢痕の治療や予防のために、1970年代から広く使われている治療法です。この治療は、特に瘢痕(傷跡)の厚みや赤みを減らし、傷跡を平らにするのに効果的だと報告されています。ただし、かゆみなどの傷跡による不快な症状に対しては、あまり効果がないことがあります。
圧迫療法の仕組みは、圧迫によって傷跡部分の血の巡り(微小循環)を少なくすることで、傷跡の厚みや赤みが改善すると考えられています。より高い圧力で圧迫するほど、傷跡の厚さを減らす効果が高まるとされており、1日23時間、20~30mmHg程度の圧力で圧迫するのが望ましいとされています。
(参考文献)
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編集・監修基準について
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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