肥厚性瘢痕の赤みはいつまで続きますか?
肥厚性瘢痕の赤みは、通常2年程度かけて自然に落ち着き、成熟瘢痕という状態に変化していきます。
【肥厚性瘢痕の経過】
けがや手術の傷が治ったあと、数週間から数ヶ月で赤く盛り上がり始めるのが肥厚性瘢痕です。この赤みと盛り上がりは3〜6ヶ月の間にピークを迎え、その後は自然に治っていく傾向があります。多くの場合、2年程度の時間をかけて、赤みが引いて白っぽく平らな「成熟瘢痕」へと落ち着いていきます。
【赤みの原因と治療】
傷跡の赤みは、その部分の血管が増えていることが主な原因です。この赤みを早く改善させるための治療法もあります。
- 圧迫療法: 傷跡を圧迫して血流を減らし、赤みを軽減させます。
- レーザー治療: 血管を標的として破壊することで、赤みを改善する効果が報告されています。
経過には個人差があるため、完全に落ち着くまでには、最低でも3ヶ月から2年ほどの経過観察が必要です。


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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
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