抜糸後に縫い跡が盛り上がっているのは肥厚性瘢痕ですか?
可能性はありますが、出現時期や程度によって治療の必要性が変わるため医師との相談が必要です。
【肥厚性瘢痕とは?】
手術やけがなどの傷が治る過程で、傷跡(瘢痕)が赤くミミズ腫れのように盛り上がってしまう状態のことです。痛みやかゆみを伴うこともあります。傷を治そうとする体の反応が過剰になることで起こり、特に関節など、皮膚に緊張がかかりやすい場所にできやすいとされています。
【発症の時期】
傷ができてすぐではなく、数週間から数ヶ月経ってから目立ってくることが多いです。通常、3〜6ヶ月で盛り上がりが最も大きくなり、その後2年ほどかけて少しずつ落ち着いていきますが、手術後1ヶ月頃から目立ち始めるケースもあります。
【治療について】
傷跡の盛り上がりが気になる場合は、早めに治療を始めることが大切です。塗り薬や貼り薬(ステロイド、シリコーンジェルシート(市販)など)、注射、飲み薬、レーザー治療(保険適用外)、圧迫療法など、さまざまな方法があります。気になる症状があれば、医師に相談しましょう。


肥厚性瘢痕について、特に知りたいことは何ですか?
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
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