帝王切開でできた肥厚性瘢痕の治し方を教えてください。
ステロイド剤のテープや注射、飲み薬、圧迫療法、レーザー治療、手術など、さまざまな治療法があります。
【帝王切開の傷跡と肥厚性瘢痕】
帝王切開の傷跡は、肥厚性瘢痕ができやすい部位のひとつです。肥厚性瘢痕は、傷跡が赤くミミズ腫れのように盛り上がり、かゆみや痛みを伴う状態です。
【主な治療法】
治療は大きく分けて、手術をしない「保存的治療」と「手術」があります。
保存的治療(手術以外)
- ステロイド療法:炎症を抑えるテープや注射で、盛り上がりや赤みを改善します。
- 圧迫・固定療法:シリコーンジェルシート(市販)などで傷跡を優しく押さえることで、症状の悪化を防ぎ、改善を促します。
- 内服薬:トラニラスト(リザベンⓇ)という飲み薬で、かゆみなどの症状を和らげます。
- レーザー治療(保険適応外):傷跡の赤みを減らす効果が期待できます。
手術
ひきつれが強い場合や、他の治療で効果が不十分な場合に検討されます。傷跡を切り取って、丁寧に縫い直しますが、再発を防ぐために術後の治療が重要です。


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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
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