肥厚性瘢痕が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
傷跡が赤く盛り上がり、かゆみや痛みが出始めたら早期の受診が推奨されます。
肥厚性瘢痕は、けがや手術の傷が治る過程で、炎症が長引くことによって数週間から数年かけて盛り上がり、赤みやかゆみ、痛みを伴う傷跡です。このような症状は日常生活に影響を与えることがあるため、適切なタイミングでの受診が大切です。
具体的には、以下のような状況を目安に、受診を検討するとよいでしょう。
- 症状の変化: 傷跡が赤くなったり、硬くなったり、盛り上がってきたと感じる場合
- 不快な症状: 傷跡にかゆみや痛みを感じるようになった場合
- 傷跡ができた時期: 傷が治ったあと、数週間から数ヶ月、場合によっては1~2年経ってからでも盛り上がる場合
形成外科では、肥厚性瘢痕の診断と治療を専門としており、これらの症状に対してステロイド療法、シリコンシート、圧迫療法、内服薬、レーザー治療、手術など、さまざまな方法で対応します。肥厚性瘢痕は、早期に治療を始めることが推奨されているため、気になる症状があれば、できるだけ早く形成外科を受診することをおすすめします。
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
(参考文献)
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