リンパの腫れのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
リンパの腫れはセルフチェックが可能です。セルフチェックを行うことで、早めに異常を発見し、必要に応じて早めに医療機関を受診することができます。以下にリンパ節のセルフチェック方法を説明します。
リンパ節の位置
リンパ節は体の特定の部位に集中しています。主なリンパ節の位置は以下の通りです。
- 頸部(首):顎の下、耳の前後、首の側面
- 腋窩(脇の下):脇の下
- 鼠径部(股の付け根):股の付け根
セルフチェックの手順
1)清潔な手で行う
セルフチェックを行う前に、手をよく洗い清潔にします。
2)触診する位置を決める
片方の手を使って、もう一方の手でチェックする部位(頸部、腋窩、鼠径部)に触れます。
3)優しく触れる
指先を使って、リンパ節のある部位に優しく触れます。指を軽く押し当て、小さな丸い塊を探します。
4)リンパ節の特徴を確認する
- サイズ:通常、リンパ節は豆粒大程度ですが、感染症や他の問題があると大きくなることがあります。
- 形状と硬さ:リンパ節が柔らかく動く場合は通常の範囲内ですが、硬くて動かない場合は注意が必要です。
- 痛み:押したときに痛みがあるかどうかを確認します。痛みがある場合は、炎症や感染症の兆候かもしれません。
- 対称性をチェック:反対側の同じ部位も同じようにチェックして、左右の違いを確認します。
受診の目安
以下のような場合は、医師の診察を受けることを検討してください。
- 一週間以上リンパ節が腫れている
- 腫れが痛みを伴う
- 急激に大きくなる
- 硬くて動かない
- 発熱、体重減少、夜間の発汗などの他の症状がある
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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