女性の下腹部にしこりがある場合、どのような原因が考えられますか?
便秘、粉瘤、脂肪腫、鼠径ヘルニア、子宮筋腫、卵巣腫瘍などの原因が考えられます。
女性の下腹部にしこりがある場合、皮膚・消化器・婦人科の病気など、複数の原因が考えられます。
男性と同様に、しこりが皮膚から浅い部位にある場合は、皮膚・脂肪・筋肉などの病気が考えられます。
例えば、皮膚の下にできる粉瘤、脂肪細胞からなる脂肪腫などがあります。
女性は男性よりも便秘になる比率が高く、便がたまることで下腹部のしこりとして自覚することがあります。
足の付け根の膨らみが大きくなったり小さくなったりする場合は、鼠経ヘルニア(脱腸)の可能性があります。
女性の方が男性よりも緊急手術となる割合が高いため、注意が必要です。
女性特有の病気としては、子宮筋腫、卵巣腫瘍などの病気があります。
良性・悪性を問わず、ある程度以上の大きさになると下腹部のしこりとして自覚することがあります。
下腹部のしこりの原因を自己判断することは難しいので、病院を受診しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
Expert Panel on Gastrointestinal Imaging; Kathryn J Fowler et al.“ACR Appropriateness Criteria® Palpable Abdominal Mass-Suspected Neoplasm”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31685106/,(参照 2025-06-26).
.“Soft Tissue Masses: Evaluation and Treatment”.American Family Physician.https://www.aafp.org/pubs/afp/issues/2022/0600/p602.html,(参照 2025-06-26).
.“鼠径部ヘルニア 診療ガイドライン 2015”.日本ヘルニア学会 ガイドライン委員会.https://jhs.gr.jp/pdf/sokeibuhernia_guideline2015.pdf,(参照 2025-06-26).
.“便通異常症診療ガイドライン2023―慢性便秘症”.公益財団法人 日本医療機能評価機構.https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00812/,(参照 2025-06-26).
.“婦人科の病気”.日本産婦人科学会.https://www.jsog.or.jp/citizen/5720/,(参照 2025-06-26).
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