筋肉痛がある場合、何科を受診したらよいですか? また、病院を受診する目安はありますか?
筋肉痛に加えて腫れや内出血がある場合、肉離れなどで治療が必要な可能性もあるため、整形外科を受診しましょう。
スポーツや運動などのきっかけがある場合
スポーツや運動をして数時間後から数日後に筋肉痛が始まった場合には、一般的な筋肉痛の可能性と、肉離れや腱損傷などの外傷の可能性があります。一般的な筋肉痛では、数日間安静にしていれば改善する可能性が高いですが、肉離れや腱損傷では治療が必要となる場合があります。
以下のような場合には治療が必要な可能性があるため、整形外科を受診しましょう。
- 筋肉の腫れが強い
- 内出血がある
- 筋肉の近くの関節(肘や膝など)が動かしにくい(または動かせない)
スポーツや運動などのきっかけがない場合
特にきっかけがなく筋肉痛が始まった場合、筋肉の炎症を引き起こす病気の可能性があります。代表的な病気には、インフルエンザなどのウイルス感染症があります。他には「膠原病(こうげんびょう)」という、体内の免疫細胞が誤って自分の細胞を攻撃してしまうことで全身に炎症を起こす病気もあります。これらの病気では、一般的な筋肉痛とは違って、発熱やだるさが見られたり、筋肉痛が広範囲であったりすることが多く、関節の痛みを伴うこともあります。
このように、スポーツや運動などのきっかけがないにもかかわらず、発熱や広範囲の筋肉痛が見られる場合には、内科を受診して原因の診断を受けましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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