ALPが低いのは肝機能の異常が原因ですか?
ALPが低いときは、甲状腺機能低下症や栄養不良などが疑われます。
ALPが低い場合、肝機能の異常が直接の原因であることは少ないです。むしろ、甲状腺機能低下症や栄養不良などが原因として考えられます。
ALP(アルカリホスファターゼ)は、肝臓や胆道(肝臓で分泌される胆汁の通り道)、小腸、腎臓、胎盤などさまざまな臓器に存在しています。
ALPが低いときは、甲状腺機能低下症や栄養不良、亜鉛欠乏症、マグネシウム欠乏症などが疑われます。
反対にALPが高いときは、胆道の病気が疑われます。そのほか、肝硬変などの肝機能の異常や、甲状腺機能亢進症などが疑われます。
また、胆道の病気を示すマーカーとして、ALPの他にγ-GTPというものがあります。γ-GTPは解毒の作用と関係するグルタチオンという物質の生成に関わっており、ALPと同じようなメカニズムで数値が上昇します。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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