集中力が続かない原因や考えられる病気には何がありますか?
環境・体調・精神状態の乱れや、うつ病・睡眠障害などが原因の可能性があります。
集中力が続かない原因はひとつではなく、さまざまな要因が考えられます。
まず、環境的な要因として、騒がしい場所や、スマートフォンなどの誘惑が多い環境では、誰でも集中しにくくなります。
次に、身体的な要因としては、睡眠不足、疲労、栄養バランスの偏り(鉄分やビタミンB群の不足など)、運動不足などが挙げられます。これらは脳の働きを低下させ、集中力を低下させる可能性があります。
また、精神的な要因も大きく影響します。強いストレスや不安、悩みごとがあると、そちらに意識が向いてしまい、目の前のことに集中できません。また、取り組んでいること自体への興味や、やる気が低い場合も集中は難しくなります。
さらに、病気が原因となっている可能性もあります。代表的なものとしては、気分の落ち込みや意欲の低下が続くうつ病や、強い不安を感じる不安障害などによって、集中力が低下する可能性があります。
その他、夜間の無呼吸により、睡眠の質が下がる睡眠時無呼吸症候群や、体の代謝を調整する甲状腺ホルモンの異常(甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症)、貧血なども集中力低下の原因となり得ます。
幼少期から、集中力を持続させることが難しい場合は、注意欠如・多動症(ADHD)などの可能性も否定できません。
もし集中できない状態が長く続き、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せずに医療機関(精神科、心療内科、小児科など)に相談してみましょう。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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