集中力が続かない場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
精神科や心療内科を受診することが一般的です。生活に支障が続く場合は受診を検討しましょう。
集中力が続かない場合、一般的には精神科や心療内科を受診するのがよいと考えられます。
ストレスや気分の落ち込み、不安感が強い、あるいは発達の特性(例えばADHDなど)が背景にあるかもしれないと感じる場合は、精神科や心療内科が専門となります。
これらの科では、問診や心理検査などを通じて原因を探り、必要に応じて精神療法やカウンセリング、薬による治療を行います。
一方で、疲労感、だるさなど、身体的な不調も伴う場合は、まずはかかりつけ医や、内科を受診してみてもよいかもしれません。
貧血や甲状腺の病気、睡眠時無呼吸症候群など、体の病気が集中力低下の原因になっている可能性もあります。内科で検査を受け、身体的な問題が見つかればその治療を、特に問題が見つからなければ、精神科や心療内科を紹介されることもあります。
病院を受診する目安としては、以下のような点が挙げられます。
- 集中できないことで、仕事が手につかない、授業の内容が頭に入らないなど、社会生活や日常生活に明らかに支障が出ているとき
- 忘れ物やミスが以前より格段に増え、自分でも困っていたり、周りから頻繁に指摘されたりする
- 自分で「なんとか集中しよう」と工夫しても、なかなか改善がみられない
- 集中できないだけでなく、気分の落ち込み、やる気が出ない、イライラしやすい、眠れない、食欲がないなどのほかの気になる症状もある
- これらの状態が一時的ではなく、2週間以上などの比較的長い期間続いているとき。
もし職場の産業医やスクールカウンセラーなど、身近に相談できる医療職の方がいれば、どこに受診すればよいかアドバイスをもらうのもよいでしょう。一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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