手指の痛みの原因として、どのような病気が考えられますか?
骨折や腱損傷などの怪我や、手指の使いすぎによる腱鞘炎や関節症、神経の障害、細菌感染症や関節リウマチによる炎症などが考えられます。
怪我のきっかけとして疑われる出来事があれば、まずは骨折や腱の損傷などを疑います。
家事や仕事・スポーツなどでの手指の使いすぎが関係しそうな場合には、腱鞘炎や軟骨のすり減る関節症などの病気を考えます。
また、指につながる神経が首や肘、手で障害を受けて痛みを生じることもあります。
その他、細菌感染症や関節リウマチ、痛風などによる炎症が原因で痛みを生じる場合もあります。
以下が代表的な病気となります。
手指の痛みの代表的な病気
骨折や腱の損傷
- マレット変形(槌指)
- 手指骨折
- 伸筋腱や屈筋腱損傷
腱鞘炎
- ばね指
- ドケルバン病
軟骨がすり減る関節症
- へバーデン結節
- 母指CM関節症
神経障害
炎症を生じる病気
- 爪周囲炎や蜂窩織炎などの細菌感染症
- 関節リウマチ
- 痛風
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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手指の痛みの原因として、変形性関節症(へバーデン結節)の可能性はありますか?
指先の関節が変形して痛みを伴う場合には、変形性関節症(へバーデン結節)の可能性があります。
手指の痛みに加えてしびれもある場合、どのような病気が原因として考えられますか?
神経の障害が疑われます。手根管症候群や肘部管症候群といった整形外科の病気のほか、脳卒中や糖尿病などの可能性もあります。
免疫系の病気として、関節リウマチの可能性はありますか?
朝に手がこわばる、両方の手が痛いなどの症状があれば、関節リウマチの可能性があります。
手の指が腫れて痛む場合、何が原因として考えられますか?
骨折や突き指などの外傷、へバーデン結節などの変形性関節症、関節リウマチや蜂窩織炎などが考えられます。
手指の痛みにつながる日常生活上の原因としては、何が考えられますか?
転んだ拍子に手をついた、不注意で手指を強打した、手や指を使いすぎたなど、多くの原因が考えられます。
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