動眼神経麻痺ではどのような症状がありますか?
代表的な症状は、物が二重に見える「複視」が多く、片目が開かないなどの症状も出ます。
動眼神経は、目を動かす筋肉やまぶたを持ち上げる筋肉、さらに瞳の大きさを調整する働きを担っているため、その機能が低下すると目の動きや見え方に異常が生じます。代表的な症状は、物が二重に見える「複視」です。これは、眼球の動きがうまく協調できなくなるために起こります。また、まぶたが下がる「眼瞼下垂」もよくみられます。さらに、目が外側や下の方向を向いたままになることがあり、正面を向こうとしても思うように動かせなくなります。
瞳孔を調整する機能が障害されると、瞳が大きく開いたまま(散瞳)になり、光に対する反応が弱くなる、あるいは消失することもあります。特に、急に発症し、瞳孔異常を伴う場合は、脳動脈瘤による圧迫が原因である可能性があり、緊急の対応が必要です。
このように、動眼神経麻痺では眼球運動障害、眼瞼下垂、複視、瞳孔異常などが主な症状として現れます。症状の出方や重さは原因によって異なるため、異常を感じた場合には速やかに医療機関を受診することが重要です。
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(参考文献)
山田 昌和. 動眼神経麻痺. 杏林医会誌. 2018, 49, 249~252 .
城倉 健. 眼球運動障害から病巣を推察してみよう. 神経治療学. 2019, 36, 377-379.
永井 知代子. 神経学的診察と記載. 神経心理学. 2023, 39, 195-203.
North American Neuro-Ophthalmology Society.“微小循環障害による脳神経麻痺 ”.NANOS Patient Brochure .https://www.nanosweb.org/files/MicrovascularCranialNervePalsy.pdf,(参照 2026-02-26).
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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
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