アルツハイマー型認知症の中核症状を教えてください。
アルツハイマー型認知症の中核症状には、記憶障害や実行機能障害などがあります。
アルツハイマー型認知症の中核症状には以下の症状があります。
- 記憶障害(記憶力の低下):新しいことがらを覚えるのが難しくなります。また、個人が経験した出来事に関する記憶が障害されることもあります。一方で、昔の記憶や体で覚えたことは比較的保たれます
- 認知能力の低下:判断や思考、情報処理が難しくなることです
- 実行機能障害(計画や実行の難しさ):計画を立てたり、そのための手順を考えて行動することが難しくなることです。組織化したり抽象化したりすることも難しくなります
- 失行(動作がうまくできない状態):体に問題がないのに、箸の使い方やズボンの履き方などの動作を遂行する能力が障害されることです
- 失認(物や人を認識できない):視ることの感覚は障害されていないのに、目の前の物や人を正しく認識できなくなることです
- 失語(言葉がうまく使えない):物や人の名前が出てこなかったり、読み書きが障害されたりします
認知症の進行度によって症状の内容や程度が異なるため、認知症の人を「わからない人」と決めつけず、進行状況を確認することが大切です。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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