アルツハイマー型認知症の検査方法を教えてください。
CT検査や血液検査、胸部X線などの検査を行い診断します。
アルツハイマー型認知症の診断には病歴聴取と身体的および神経学的診察が重要です。
まずは検査の前に、患者さんご本人や介助者など身近な方からの病歴の聴取が重要です。既往歴や服用している薬剤、うつ状態の有無、アルコールの摂取歴は重要な情報になります。
スクリーニングとして、 Mini-Mental State Examination(MMSE)や長谷川式簡易知能評価スケール改訂版(HDS-R)が実施されることもあります。
そして、意識障害やほかの病気がないかを確認するための全身の診察と、各種の検査が実施されます。
身体診察
神経学的所見の確認など、全身の診察が行われます。また、意識障害の有無も確認されます。
形態画像検査(CT検査・MRI検査)
アルツハイマー型認知症を診断するためには、他の中枢神経系疾患ではないことを確認する必要があります。脳の画像を撮影して、明らかな脳血管障害(脳出血など)や腫瘍、他の神経系変性疾患(血管性認知症や前頭側頭型認知症など、他の認知症)がないことを確認します。
血液検査
血液検査では一般的な血算・生化学検査のほか、甲状腺機能、ビタミン B1、B12、葉酸、梅毒、血糖値を確認し、肝硬変が疑われれば肝炎ウイルスやアンモニア、大量飲酒者であればアルコール濃度などを確認することもあります。
胸部X線と心電図
心臓や肺の状態、腎臓や肝臓の機能障害の有無、脱水や栄養不足の有無など全身状態の確認をします。
このように、アルツハイマー型認知症の診断には多くの検査が必要となります。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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