偽膜性腸炎は、人から人にうつる病気ですか?
はい。人から人に感染することが多く、特に病院内での感染の原因となります。
偽膜性腸炎の原因として最も多いClostridioides difficile(クロストリジオイデス・ディフィシル)という菌は、人から人に感染します。このため、偽膜性腸炎はうつる病気ともいえます。
Clostridioides difficileへの感染は経口感染であり、医療従事者や患者さんの手指を介して感染するため、対策が重要です。またアルコールが無効であり、消毒の際は次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
医療機関の場合の対策
感染を防ぐための個室隔離やマスク、ガウン、ゴーグルなどの接触感染予防策を行います。
家庭の場合の対策
感染者と接触した際の手洗いや、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒が有効です。
公開日:
最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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