偽膜性腸炎と偽膜性大腸炎の違いを教えてください。
「偽膜性腸炎」と「偽膜性大腸炎」は同じ病気です。違いはありません。
偽膜性腸炎と偽膜性大腸炎は、実際には同じ病気を指す用語です。
偽膜性腸炎は、腸管の粘膜に「偽膜」と呼ばれる黄色~白色の膜が多数形成される腸炎です。偽膜は壊れた粘膜の細胞・白血球・粘液・細菌などからなります。
この偽膜は、特に直腸からS状結腸にかけての大腸に発生することが多く、大腸全体に広がることもあります。小腸まで広がることは非常にまれです。
文献上、偽膜性腸炎、偽膜性大腸炎のいずれも用いられており、両者に違いはありません。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
CDI 診療ガイドライン作成委員会編.“Clostridioides difficile 感染症診療ガイドライン 2022”.日本感染症学会.https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/guidelinecdi230125.pdf,(参照 2025-06-24).
Brian W Hurley et al. The spectrum of pseudomembranous enterocolitis and antibiotic-associated diarrhea. Arch Intern Med. 2002, 162, 2177-84.
Priya D Farooq et al. Pseudomembranous colitis. Dis Mon. 2015, 61, 181–206.
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