偽膜性腸炎の治療期間はどれくらいですか?
一般的な治療期間は10日間です。再発の場合は、より長期間治療することがあります。
一般的な偽膜性腸炎の治療期間は10日間です。再発の場合は、より長期間治療することがあります。また、治療期間は初発(初めて診断された)、再発(一度治療を終えて再び症状がぶり返した)によって異なります。
一般的な治療内容は、以下の通りです。
初発
- メトロニダゾール(フラジールⓇ、アネメトロⓇ):1回500mg 1日3回 10日間
- バンコマイシン(バンコマイシン塩酸塩散Ⓡ):1回125mg 1日4回 10日間 *重症例では1回500mg投与することがある
- フィダキソマイシン(ダフクリアⓇ):1回200mg 1日2回 10日間
再発
- バンコマイシン(バンコマイシン塩酸塩散Ⓡ):初発時と同用量を10~14日間、再発を繰り返す場合は、数週間かけて投与量を徐々に減らす
- フィダキソマイシン(ダフクリアⓇ):初発時と同じ治療
偽膜性腸炎は再発する頻度が比較的高い病気です。症状が改善しても自己判断で治療を中止せず、処方された薬は最後まで服用しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
偽膜性腸炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ