胆道がんの場合、70代、80代の余命はどのくらいですか?
病気の広がりや治療法によって余命は変わってきます。
病気の広がりや治療法によって余命は変わってきます。年齢を考慮しない場合、おおまかな生存率、生存期間は以下のようになっています。
まず、がんが比較的胆管に留まっていて、全身には広がっていない場合、手術で胆道がんを切除した患者さんの5年生存率は33.3ヶ月という報告があります。
一方、がんが全身に広がっていたり、体力的に手術治療が難しい、切除が困難な患者さんにおいては、化学療法を行った場合の生存期間の中央値は10.4ヶ月、化学療法を行わなかった場合は4.6ヶ月となっています。
胆道がんは70代~80代に発症することが多い病気であるため、これらの期間がひとつの目安になります。
もちろん、個々の患者さんごとに病変の広がりや性質、ご本人の体力などは変わってくるため、実際の生存期間はこれよりも長くなる場合も、短くなる場合もあります。
治療方針については主治医とよく相談し、決めるようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
胆道がん
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「胆道がん」とはどのような病気ですか?
胆道がんとは、胆汁の通り道である胆道に発生するがんの総称です。発生部位により(肝門部・遠位)胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がんに分けられます。
胆道がんの原因は何がありますか?
胆道がんの直接の原因は不明ですが、いくつかのリスク因子が知られています。リスク因子はがんのできる場所によって異なります。
胆道がんではどのような症状がありますか?
胆道がんの症状には、腹痛、黄疸、吐き気、体重減少、全身のだるさなどがあります。
胆道がんには初期症状はありますか?
胆道がんは初期症状に乏しいです。初期症状としては、黄疸や腹痛を認めることが多いです。
胆道がんの場合、主にどのような治療をしますか?
胆道がんの治療は、手術による外科的切除が中心です。切除ができない場合は、抗がん剤や放射線での治療を行います。
胆道がんが疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
少しでも気になる症状がある場合には、消化器内科、もしくは消化器外科を受診しましょう。
胆道がんのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
胆管がんになりやすい人はどんな人ですか。
50歳以上の男性に多く、胆管の病気や化学物質、寄生虫、肥満、糖尿病、妊娠などがリスクと言われています。
胆嚢がんや胆管がんの進行スピードについて教えてください。
進行速度は人それぞれですが、一般的に胆道がんの進行は早いと言われています。
胆管がんと診断された人で治った人はいるのでしょうか。
はい。胆管がんは外科的手術を行うことによって治る可能性があります。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。