胆管がんになりやすい人は進行速度も速いですか?
胆管がんのリスク因子を持つ患者さんの進行速度については詳細なデータがありません。
胆道がんは50歳代から増え始め、70歳代、80歳代の高齢者に多く、胆管がんは男性の患者さんのほうが多くなっています。
特に胆管がん発症のリスクとしては、膵胆管合流異常という解剖学的な変異や原発性胆汁性胆管炎という病気の既往、ジクロロメタン、ジクロロプロパンといった化学物質への暴露が報告されています。
ただし、これらのリスク因子を持つ人が胆管がんになった場合の進行速度についてはデータがありません。そのため、胆管がんのリスク因子と進行速度の関係は明らかになっていません。
一般的には、進行速度は患者さんの状態やがんの組織型(がん細胞の種類や悪性度)によっても異なりますが、合併症があり弱い治療しかできない場合などには進行が早くなると考えられます。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
がん情報サービス.“胆道がん(胆管がん[肝内胆管がんを含む]・胆のうがん・十二指腸乳頭部がん)について”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/biliary_tract/print.html,(参照 2024-12-26).
一般社団法人 日本肝胆膵外科学会.胆管がん.一般社団法人 日本肝胆膵外科学会,https://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=9(参照 2024-10-18)
胆道がん.がん診療ガイドライン.日本癌治療学会,http://www.jsco-cpg.jp/biliary-tract-cancer/(参照 2024-12-26)
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