胃潰瘍のステージごとの症状を教えてください。
胃潰瘍は大きく「活動期」、「治癒過程期」、「瘢痕期」の3つのステージに分けることができます。
胃潰瘍は、内視鏡検査での所見に応じて、「活動期」「治癒過程期」「瘢痕期」の3つのステージに大きく分けることができます。胃潰瘍は胃の粘膜の組織が無くなった状態であり、胃の粘膜にできた傷、と考えると分かりやすいでしょう。胃潰瘍のステージは、この傷が治癒する過程によって分類されています。
活動期は傷ができた直後で、この時期に病変を内視鏡で確認すると、潰瘍は深く、時に出血などがあり、白苔と呼ばれる膿状の物質が付着していることが多いです。治癒過程期はこの傷が治る途中であり、潰瘍は小さくなり始め、再生上皮と呼ばれる新しい細胞の層が出現します。瘢痕期は傷のかさぶたのイメージに近く、潰瘍そのものは治癒し、赤い瘢痕となります。その後時間が経過すると瘢痕は白色へと変化していきます。
このように、胃潰瘍は胃にできた傷であり、それが治癒する過程を各ステージに分類することができます。細かく言うと、3つのステージはそれぞれさらに2つの病期に分けられ、6つの下位分類も存在します。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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