ピロリ菌以外の胃潰瘍になる原因を教えてください。
過度のストレスや鎮痛薬(NSAIDs)の使用などが挙げられます。
ピロリ菌感染は胃潰瘍の原因となることが知られており、検査でピロリ菌感染が分かった場合には除菌の治療を行います。そのほかの原因としては、強いストレスや薬剤性の胃潰瘍が挙げられます。ストレスは精神的なストレスのほか、大きな手術や病気になるなど、身体的なストレスが引き金となることもあります。
薬剤性胃潰瘍の原因としては、ロキソプロフェンのようなNSAIDsと呼ばれる種類の痛み止めを長期間内服していると、胃潰瘍のリスクが上昇することが分かっています。まれではありますが、ホルモンを産生する膵臓の腫瘍によって重症の胃潰瘍を来すこともあります。
このように、胃潰瘍の原因はピロリ菌のほかにも様々なものがあります。胃潰瘍の予防にはピロリ菌の予防はもちろんですが、痛み止めの乱用を避け、ストレスを溜めすぎないなどの対策も有用です。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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