入院レベルの胃潰瘍はどのような状態ですか?
胃に穴が開く、穿孔した場合や、そのリスクが高い場合には入院となります。
入院レベルの胃潰瘍とは、いくつかの可能性があります。まず、胃潰瘍穿孔の場合があります。胃潰瘍は胃の粘膜にできた傷ですが、そのまま放置するとさらに潰瘍は深くなり、最終的には胃に穴が開き、胃潰瘍穿孔となってしまいます。胃潰瘍穿孔は非常に重症な状態であり、直ちに外科手術が必要となります。また、胃潰瘍が深く、穿孔する可能性がある場合には、入院し、絶食と点滴で治療を行います。
次に出血の程度が強い場合です。胃潰瘍によって血管が傷つき、そこから出血している場合には、出血が急速であれば内視鏡での止血術が必要となります。また、貧血が進んでいる場合には輸血による治療が必要であり、これらの治療は一般的に入院で行います。
軽度の胃潰瘍では入院の必要は無く、胃薬を服用してもらい、外来での治療を行いますが、胃潰瘍の程度が重い場合や、重い合併症がある場合には入院による治療が行われる場合があります。強い腹痛がある場合や、吐血などの随伴症状があれば、直ちに消化器内科などの医療機関を受診してください。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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